出勤前には朝食を食べながら地元の新聞『上毛新聞』を斜め読みし、職場に向かうのが日課だが、見出しに『神流川でカヌー転覆 男性が重体』の文字を見て気になったが、記事には『転覆』とあるが、ひっくり返った位で重体になるようなカヤッカーが行く川ではないので、ピンニングでもしたのか? と記事を読む。
むむむ・・・この名字は長瀞パドラーの知っている人と同じだけど、彼は安全ウエーブ張り付きのフリースタイルカヤッカーだから・・・
気になったが家を出る時間となったので、そのまま出勤。
仕事を始める前には気にはなっていたが、毎度の事ながら仕事は神様(お客様)が多数で超忙しくて、頭の中から離れてしまった。
仕事を終え帰宅途中に、いつもはあまり電話してくる事が無いカヤックの知り合いから電話があり『珍しいぢゃん どうかした?』とお気楽に電話に出ると『神流川の事故は知ってますか?』 ま、まさか・・・
名字しか知らなかったカヤッカーではあるが、彼がカヤックを始めた頃は荒川の玉淀、その後は長瀞安全ウエーブで漕いでいた知り合いのカヤッカーで、重体であったが先ほど亡くなったとの知らせであった。
本当なのか? まったく信じられないし、事実として受け止められない・・・
ご冥福をお祈りすると共に、何が起こったのかをカヤッカーの視点で検証し、彼の死を無駄にしてはいけないのだと思う次第ですが、余りにも突然すぎて受け入れられない・・・
休みや出張で欠員の社員が多い日なのに、課長に無理を承知でお願いし2時間の時間休を頂き、雨の降る東北道を走り、埼玉県東部にある葬儀場へ向かった。
訃報を聞いてからずっと期待していたのは『人違い』
葬儀場に到着すると、カヤッカーの知り合いが多数居て、駐車場に車を入れて歩いて建物に向かう。
ガラス越しに故人の遺影が見えた時は、あぁ本当だったんだ・・・
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